こんにちは、タカタカ家では洗濯は奥さんの聖域なタカタカでございます。
最近奥さんより、ドラム式洗濯機が欲しいとのオーダーが入って来まして、ちょこっと調べたら結構高額だった為、本気で調べた結果をわかりやすくまとめて置きたいと思います。
Contents
ドラム式洗濯機とは?
最近では、家電の新3種の神器の一角を担う人気商品です。ちなみに3種の神器とは
- 食洗機
- ロボット掃除機
- ドラム式洗濯機
の3種になります。
共通点は「自動化されている」ところです。家事の「時間短縮」がメインになります。共働き家庭が増え、家事の時間を短縮する為の家電を導入するのがトレンドになっているのです。
「食洗機」で洗物はざっとゆすいてセットしたら自動で洗ってくれて
「ロボット掃除機」で自動で部屋を掃除
「ドラム式洗濯機」で乾燥まで行ってくれるのです。
これらの家事を家電が自動でやってくれるのでその時間に別の事が行なえるのは素晴らしいです。
タカタカ家も、食洗機はビルトインで着いており、食器を洗わせながら子供とお風呂に入る等、同時進行で家事を行なえるのが便利な点です。
ロボット掃除機はルンバですが、犬の散歩の合間に掃除してもらってます。最初は失敗したりしますが、使う側がコツを掴んで、自動でやりやすいように軽く事前準備する事でスムーズにやってくれるようになると飛躍的に依存度が増します。
そして、今回3種の神器の中で唯一たかたか家に無かったのが「ドラム式洗濯機」です。
いままで、導入を見送っていた理由としては「縦型より洗浄力が落ちる」のと「自動乾燥が不安」で「高額」だったからです。
しかし、2019年現在、ドラム式洗濯機の性能をちょこっとしった奥さんが「欲しいわ」と思わせるほどに進化しているようなのでチェックして行きたいと思います。高額なのも進化してるっぽいですが・・・。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の違い
まずは現状販売されている2種類の洗濯機の違いを簡単に見て行きたいと思います。
ドラム式洗濯機のメリット・デメリット
メリット①:縦型に比べて水量が圧倒的に少ない
2019年のパナソニックのモデルを例にすると
ドラム式(NA-VX9900):約78L
縦型式(NA-FW100K7):約110L
とその差が1.4倍近いです。モデルによっては縦型だと150L近い水量を使うモデルもあり、倍近い差になったりもします。一回の洗濯でこれだけの差がでると年間の水量は結構な量になるので、ドラム式の方がエコで地球に優しく、懐もちょこっと優しくなります。
メリット②:洗濯物にシミや傷が生じにくい
ドラム式はドラムが回転して衣類を上に持ち上げてから落とすことにより衣類同士の擦れを減らす為、オシャレ着等デリケートな衣類の洗濯に向いております。
メリット③:乾燥が早い・電気代が安い
ドラム式を利用する1番のメリットがこの乾燥機能です。もちろん縦型にもありますが、その性能が違います。 縦型より乾燥の速度が速く、電気代が安くなり、ふわっと仕上がります。ここの差が圧倒的なのです。
そして、乾燥まで行うと、今までの工程が減って大きく時短になるのです。縦型より早く、そして電気代もかからず、ふんわり仕上がるのがドラム式のおおきなメリットです。
この工程の内、「干す」と「乾かす」、「取り込む」が無くなるのです。5工程の内3工程が無くなり、長時間かかる乾かす時間が削減されるのです。
洗濯が2工程になり、時間の短縮ももちろんですが、天気を気にする必要も無いですし、花粉の時期は外に干せないなんて事も関係無くなります。奥さんが欲しがるわけですよね。
デメリット①:縦型より高額
縦型なら数万円で購入できますが、ドラム式は10万円オーバーです。高いと20万円を超えます。
非常に高額ですが、時間をお金で買うと考えると購入する価値はあるのです。
デメリット②:縦型より洗浄力がやや落ちる
大量の水で擦り洗いする縦型に比べて洗浄能力は劣ると言われますが、いろいろレビューを拝見すると普通に利用する分には問題ないようです。
デメリット③:メンテナンスが必要
乾燥機能を使うとフィルターの清掃が必須になりますのでフィルターの清掃のしやすさは結構大事になります、現在は一部フィルターの自動清掃機能が付いたモデルが出てます、おそらく今後はこの機能はトレンドになるかと思います。エアコンもフィルター自動清掃は基本になってますしね。
また、本体も大きいので古い家やマンションでは搬入や、設置スペースを確認する必要があります。量販店に行くと、各メーカーで「設置スペース確認シート」なる物が置いてありますので、一度チェックが必要かと思います。
縦型洗濯機のメリット・デメリット
- 洗浄能力が高い
大量の水でこすり洗いするので、洗浄能力は高いと言われております。小さいお子様や部活をやってるお子様が多い家庭では大きなポイントになる部分かと思います。 - ドラム式より低価格
乾燥機能付きにすると高額になりますが、乾燥機能つけるならドラムにした方が良いです。 乾燥機能無しにして安いモデルを選ぶのは大いにありありです。 - 洗濯中に追加が可能
ふたを開けて衣類の追加が可能です、あっ忘れてたって時や、洗濯始めてから着替えた場合等に便利だったりします。これはドラムだとできないのです。
- 乾燥機能が弱い
今使っている洗濯機も乾燥機能はありますが、時間がかなりかかって仕上がりもよろしくないので結局最初だけ使って使ってないです。 現在は進化しているかと思いますが、基本的にドラム式と比較するとやはり違うようです。乾燥機能を使うならドラム式になります。 - 衣類が傷みやすい
どうしても衣類を擦り合わせる事になるのでダメージを与えやすくなります。
乾燥機能の違い(ヒートポンプ乾燥とヒーター乾燥)
ざっと、ドラム式と縦型式の違いを見たところで、ドラム式洗濯機のメインきのうである乾燥機能の違いを比較検討して行きたいと思います。
ヒートポンプ乾燥方式
簡単に書きますと、洗濯して濡れた衣類から生じる湿った空気を吸い出して、電気の力で暖かい空気と冷たい空気に分けて、除湿し、カラッと乾いた温風を戻して衣類を乾かす方式です。
- ヒーター乾燥より電気代が安い
- 除湿&低温乾燥の為、衣類が痛みにくい、ふっくら乾燥するのでゴワゴワしない
- 水を使わない
- 本体価格が高い
- 本体重量が重い
ヒーター乾燥に比べて半分くらいの電気代なのと、衣類に優しい乾燥方式なので安心して使えます。
パナソニックのカタログによると昔のヒーター乾燥と比較してかな〜り下がっているのがわかります。
電気代が安くてふわっと仕上がるのがポイントです。
デメリットは本体価格が高くて重いのです。
10年使うと考えると本体価格よりランニングコストを重視するべきだと思います。
ヒーター乾燥
熱した温風を作り出して乾燥させます。ようはでっかいドライヤーで乾かすイメージです。
- 本体価格は比較的安くなる
- 本体重量が軽くなる
- コンパクトなので設置位置に困らない
- 高温の温風を使用するので衣類が痛みやすい
- 本電気を熱に変換するので電気代非常にかかる
- 機種によっては水を使用する→さらにコストがかかる
ヒーターのメリットはわかりやすく、安価で軽量な点です。しかしながら、ドラム式購入に「乾燥機能」を目的とした場合は、デメリットが大きくなる為、現状はヒートポンプ乾燥が主流となっております。
表にするとこうなります。
各メーカーの違い
最初に、今のドラム式洗濯機のトレンドをチェック!
- ヒートポンプ乾燥
これが無いと始まらないドラム式の基本になっている機能です。 - 温水洗濯
温水で洗濯した方がより洗浄力があがるのはご存知の通りです。あとは各メーカーがどれだけ省エネで温水化しているかがポイントになります。 - 洗剤の自動挿入
水が自動なんだから洗剤も自動でって感じでしょうか、今までキャップで測って入れていた作業が無くなります。洗剤ボトル一本まるっと入れられる機種もあるのでより楽チンになります。 - 容量の大型化
できれば大容量の方が一回にせんたくできる容量が増え、洗濯回数が減るので嬉しいところです。現状、洗濯:10Kg 乾燥:5Kgが標準な感じです。と言ったところがトレンドで後は各社の力の入れるポイントがある感じです。
それでは次に、各メーカーの売りや特徴を簡単にまとめてみたいと思います。
パナソニック
- 液体洗剤・柔軟剤 自動投入
カタログの一番最初に載ってます。そこがイチオシなのか?と少々疑問になるのですが、実際に使ってる人の話を聞くと「めっちゃ楽チン」とのことです。毎回行う工程が減るって事は非常に大事な事だと感じるところです。 - スマホで洗濯
きっとそのうち「OK Google」に対応するんかと思ってますが、今はスマホアプリとの連携です。とはいえ、洗濯物を洗濯機に入れておかないとダメなので、やっぱり微妙かと思います。
炊飯器の予約炊飯をアプリで設定できるイメージでしょうか?違いますかね?乾燥まで終えたほかほかの状態を帰宅時間に合わせる事ができてステキな感じです。 - 温水泡洗浄W
洗剤中の酵素が活性化するまで洗剤液を温め、更に泡にする事で浸透力もアップ。繊維の奥にしみついた、黄ばみやニオイの原因菌まで洗浄するとのことです。目的に応じて様々なコースで温度調整して洗いわけが可能になります。
黄ばみが取れると謳っている「温水泡洗浄W」が本当に黄ばみがとれるのならすごいなと思います。白いシャツは襟が黄ばみやすいですし、数年着なかった白い洋服も同様ですからね。気になるところです。 やはり、温水洗浄のオシャレ着コースと言うのは女性にはPOINTO高いかと思います。
日立 ビックドラム
- AI洗濯
あちこちで人気のAIが洗濯機にも搭載されております。
布量・水硬度・水温・洗剤・布動き・汚れ量・布質・すすぎ具合・脱水具合の9つの状態をAIが確認して洗い方や洗濯時間を自動で調整するとの事。
AIがONの方がOFFの状態より、洗剤量や水量、洗濯時間が削減されるようです。すごいっすね。 - ナイアガラ洗浄(上位:温水ナイアガラ洗浄)
大流量と高濃度で洗う、粉末・液体の洗剤の種類を自動で検知し洗剤に合わせた溶かし方、洗い方を行い、以前よりも洗浄力を大きくあげているようです。温水だと黄ばみもいけます。ここはパナソニックと同じ感じです。 - 風アイロン
ビックドラムの大きさを生かして、時速約300Kmの高速風でシワを伸ばしながら乾燥させ、更にドラム内の湿度をコントロールして衣類を蒸らして袖まで綺麗に仕上げるのが風アイロンです。 効果を最大に生かす場合は洗濯量は少ない方が綺麗に仕上がるようです。 - スマホ連携
スマホアプリのアップデートで洗濯のコースも増えるようです。 - ビックドラム (業界最大クラス:洗濯12Kg)
現状ドラム式の洗濯容量が10Kgが標準のなかで、日立のビックドラムは11〜12Kgと大型のドラムを採用しております。大きいとどのような利点があるのでしょうか?
もちろん、1回で洗濯できる容量が大きくなります。そして大きさをいかした大流量での洗浄とおおきいからより大きく舞い上げての洗浄と乾燥が可能になるので様々なところで大容量の恩恵が得られるとの事です。
液体洗剤自動投入機能はBD-SX110Cのみの機能となります。12kgビックドラムには無い機能となってしまうのは残念なところです。
タカタカ家が導入したのは日立「BD-SX110CL」でした。レビュー記事を書いておりますのでよろしければ御覧くださいませ。
東芝 ZABOON
- ウルトラファインバブル洗浄W (上位に温水有り)
ナノサイズの小さな泡が洗浄効果を高め、繊維の奥の皮脂汚れを落として黄ばみを予防する。
更に温水洗浄でのつけ置き、除菌、オシャレ着洗濯が可能になります。
パナソニックや日立と違うのはナノサイズの泡であるウルトラファインバブルって事になります。 - ふんわリッチ乾燥(業界最大:乾燥容量7Kg)
通常6Kgの乾燥容量を上回る業界最大7Kgがポイント、乾燥まで行うドラム式だからこそ1Kgでも容量が大きい方が嬉しいですね。 日立と同様12Kgの大容量ドラムを生かしてふんわり乾燥に仕上げます。 - 洗濯容量12Kg(業界トップクラス)
洗濯12Kgに乾燥7Kgは共に最強クラスのサイズです。
上位機種は乾燥フィルターのお手入れがワンプッシュで可能ならくらくお手入れが素敵、そして乾燥ダクトは自動にお手入れされるのでメンテナンスは非常に良さそうです。
シャープ
- マイクロ高圧洗浄
高圧シャワーノズルから清潔な水道水を毎秒100万個以上の微細な水滴にして衣類に噴射します。
東芝は泡でしたが、シャープは水滴ですね、目的は共に繊維の奥にある皮脂の汚れを取る為です。各社微妙にアプローチが異なりますが目的はだいたい同じです。 - ハイブリット乾燥方式(ぽかぽかお日様乾燥)
シャープはヒートポンプとサポートヒーターのハイブリッド乾燥方式を採用。乾燥の最初と終了時にサポートヒーターを使用して、立ち上がりをサポートして最後に温めてカラッと仕上げるのです。 - スマートお洗濯
スマホアプリで天気の状況からおすすめの洗濯をアドバイスされたり、衣類の種類にあった洗濯コースを洗濯機に送信したり、洗濯の状況を確認できます。 - プラズマクラスター
シャープ得意のプラズマクラスターを搭載、洗濯槽のクリーニングや、水洗いできない衣類を消臭・除菌したり、乾燥時の静電気を減らしたりが可能になるようです。 - 乾燥フィルター自動お掃除(業界初:ES-W111のみ)
乾燥の度に乾燥フィルターの埃を自動で集めるので、溜まったホコリをダストボックスから取り出すだけでオッケーなので楽チンです。
お手入れの時期も音声やスマホアプリで教えてくれるので、メンテナンスはらくらくな感じです。
各メーカー主力機種の価格をチェック
各メーカーの特徴がわかったら、次は大事なお値段をチェックしましょう。
いやぁ、ドラム洗濯機は高いですねぇ〜。
それにしても、量販店とネットの価格は高性能モデル程差があります。スタンダードモデルの場合はポイントを考えたら量販店の購入でも問題ない価格差になります。
ただ、高性能モデルを量販店で購入する場合は、ネットの価格を上手に使って対抗価格を引き出す事が大事です。
ドラム型洗濯乾燥機の買い時は?
例年だと秋頃に新モデルが発売されます。2019年モデルも8〜11月時期に各メーカーから新モデルが発売されます。マイナーチェンジモデルなら問題なく旧モデルである2018年モデルの購入が狙い目です。
新モデルに新しい機能が追加、又は強化されたのであれば価格差を考えて購入を検討すべきだと思います。
消費税増税は?購入は増税前?後?
家電量販店であれば2%の増税は値引交渉でなんとかなる範囲です。ねので、増税前の購入ラッシュ時は逆に店舗側が世間の需要を考えて無駄な値引きをしない事が考えらますし、場合によっては在庫が薄くなり、欲しい商品が手に入らない可能性もあります。
個人的には増税後に落ち着いた時に、売れなくたった量販店がキャンペーンや値引き攻勢をするのに乗って旧モデルを冬に購入するのがおすすめだと思います。
そして、増税後は家電量販店では5%10%値引いてゆきます!とテレビで店長さんが吠えてるくらいなので、結構値引きできそうです。
まとめ
ドラム式洗濯機のメリットはやはり「時短」だと思います。
そしてそれを阻むのが価格の高さです。 自動で洗濯乾燥しふわっと仕上げて後は収納するだけで済む素晴らしいドラム式を購入すれば、日々の洗濯時間が何年も短縮されると考えれば。多少の価格差は乗り越える事ができるのではないでしょうか?
ただ、乾燥まで行うには洗濯量が6Kg程度になる為、全てを乾燥まで行うとこまめな洗濯が必要になりますし、大家族だと大変かと思いますが、夫婦2人とか子供1人の家庭だと丁度良いです。
メーカーの違いは悩みどころです。基本的にどのメーカーも方向性は同じなので、大きな違いは感じないです。
わかりやすい違いは、東芝と日立の容量の違いです。他メーカーと比較して20%大きいのです。日々の積重ねで20%は結構大きいです。 ここを選びのポイントと考える事ができます。
個人的には、メンテナンスの部分です。各メーカー最新のモデルはメンテナンスしやすくはなって来てますが、まだまだ乾燥したら乾燥フィルターの清掃が必要とやっぱり面倒です。
唯一、SHARPのES-W111モデルが乾燥フィルター自動清掃機能がありますが、溜まったゴミは自分で捨てないとダメなので完全フリーメンテとはいかないです。近い将来はメンテナンスフリーになって欲しいと願いたい所ですがまだですかね?
少しでも楽にメンテナンスしたい人はSHARPのES-W111がおすすめです。
価格で検討する場合は、型落ちを狙うしかないかと思います。新型がでた後の年末が攻め時でしょう。家電量販店でステキな特価品が出るのを狙ってみるのがおすすめです。
買ってよかった!HITACHIのBD-SX110CLのレビュー記事も御覧ください。