中古パソコンのメリット・デメリットを販売員目線で徹底解説致します。

こんにちは、日々パソコンを売り続ける販売員のタカタカでございます。
パソコンを購入検討される方は様々いらっしゃいます。わたしみたいに嬉々として買う人や、仕事でパソコンを利用してバリバリ稼ぐので無くては困る、壊れたら直ぐに新しいパソコンを購入する!ような人はマイノリティで、多くの人は必要に迫られて、そんなに欲しくは無いけど購入する人が多く、予算はできれば低い方が嬉しい、最低限の性能で安くしたいとのご要望を良く言われます。

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普通に使えるパソコンの最低限の性能

①CPU;Core i シリーズ が好ましい
②メモリ:最低 4GB で8GB あると写真や動画の編集もライトに可能
③SSD搭載が良い:やはりHDDは圧倒的に遅く、故障のリスクが高いです。
④Microsoft のOfficeは欲しい。

:多くの人がWardとExcelをお求めになります。
この内容でパソコンを選ぶと、日本メーカーだと安くて10万円、通常15万円くらいします。
やはり、パソコンは高いですよね。

中古パソコンは安い!

そこで「中古パソコンはどうなのか?」とよく聞かれるのでそのメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。

中古パソコンのメリット

①価格が安い

もう、メリットはこれがほぼ全てかと思います。中古だったら日本メーカーでCore I シリーズ搭載Office付きで5万円くらいから出てくると思います。パソコンにこだわりが無く、ネットができてExcelとWardができれば良いって人には、安くておすすめなのが中古パソコンだと思います。

②旧モデルが購入できる

現在はあまりとんがったモデルが少ないのであまり無いのですが、生産終了してしまった一部の人に人気のモデルやちょっと変わったモデル等は、生産終了が早かったりするので、中古で探す事になったりする事があります。

中古パソコンのデメリット

①メーカー保証が無い

正確には中古品だとメーカー保証が保証されないです。これはメーカーによります。購入証明が必要な場合は中古だとメーカー保証対象外になります。
しかし、発売から1年未満であれば購入証明が無くてもメーカー保証適用するメーカーもありますし、保証書に購入店舗印と日付の記載があれば、メーカー保証適用できるメーカーもあります。なので、中古品は自己責任でメーカー保証を適用できると言えます。
また、販売店によっては中古の延長保証サービスを提供しているお店もありますので、初期不良期間を超えてから故障した場合の対応も可能になりますので安心です。

②バッテリー等消耗部分の劣化がある

年数が経過しているモデルは消耗部分の劣化が気になるところです。特にバッテリーと液晶は購入時にチェックしておきたいところです。バッテリーに関しては、特にモバイルパソコンで外でモバイルする用途で購入を検討する場合は気になる点になりますので、中古でも年数が経ってないモデルや、未使用品等を検討する必要があるかと思います。
通常、1年使うとバッテリー100%の状態から少なくて5%、多いと15%劣化すると言われております。3年経過したモデルなら、物によっては半分近く劣化している場合もある事になります。
そして、中古品はバッテリー等の所望品は保証対象外となりますので、バッテリーの劣化が酷いから返品交換して欲しいと言っても、受け付けてもらえない事になりますので注意が必要です。

③Microsoft Office 付きが少ない

これは、Windows10のパソコンに搭載されているMicrosoft OfficeはMicrosoftアカウントに紐付けされて使用する為、一度Officeのコードを登録してしまうと、他の人が使えなくなってしまいます。
ですのでOfficeが未使用の状態でないと、中古のOfficeモデルは全てOffice無しと同じ事になります。 その為に、中古ではもともとOfficeが付いているモデルでもOfficeが使えない状態の為、「Office無し」となっている場合が多いです。
逆に、Office 365を使用している人は問題無いですし、個人で使うので互換Officeでも大丈夫って人は中古パソコンで問題ないと思います。

おすすめな中古パソコンとは?

中古で一番おすすめなのは「未使用品」です。その名の通り使ってない、物によっては未開封なので、保証の部分を除けば状態は新品と全く同じになります。
保証の部分に関しては、保証書に捺印、日付記載があれば対応できたりします。それでいて、価格は中古価格になるので非常にお買い得です。ただ、人気も高いので、お店に出ている時間は短いです。直ぐに購入されてしまいます。
もともと、中古は出会いが大事なので、探している時に「未使用品」に出会えたらならば非常にラッキーなので、是非とも購入を検討頂ければと思います。

中古はどれくらい安いのか?

ここは非常に気になるところだと思います。今回は人気のSurface Go の値段を見てみたいと思います。
チェックするモデル「Surface Go 8GB 128GB MCZ-00014」

www.microsoft.com

現行モデルの新品価格は ¥82,944(税込)です。これが中古だといくらで購入できるようになるのでしょうか?
チェックしてゆきます。

①中古大手のソフマップ

価格はOffice無しのBランクで¥44,258(税込) と半額ちかいお値段となります。
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used.sofmap.com

ポイントとしては、Microsoft Officeは欠品してる代わりに互換のWPS Officeが付いているところです。互換Officehは普通の人が普通にExcelやWardを利用したいなら大体大丈夫な互換性を持ってます。しかし、マクロが使えないとか完全互換ではないので、マクロを使うとか他のデータベースソフトと連携を取ってたりすると対応できない為、注意が必要です。
学生がレポート作成するとか、マクロ等を使用せずOffice単体でつくったファイルであればわりと対応できるのでまぁまぁ使えると思います。まぁGoogleのスプレッドシートで問題ないなら大丈夫かと思います。
後は、Officeを使わない人や、逆にOffice365を使用している人はバンドル版のOfficeは不要なので、半額程度で購入できるのであれば非常にお買い得かと思います。

②アキバでおなじみじゃんぱら

ソフマップと同じOffice無しのBランクで¥54,800 とちょっと価格差があります。最近はじゃんぱらはスマホ以外はちょっと高めかと思うところです。
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③メルカリ

SHOPではなく個人売買だとどうでしょうか?
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現行モデルなので未使用品の出品が多いです。中古でみてみるとOffice無しでも¥60,000 で売れてたりとちょっと高額な印象です。まぁタイミングもあるかと思いますけど、未使用品の価格を見ても高いので、現在Surface Goを中古で購入するのであればソフマップの中古サイト見たほうが安いと思います。
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まとめ

個人的には、パソコンを普通に使う人であれば最新モデルである必要は無いと考えてます。

動画・写真編集やRAWデータを大量に扱うとかでなければ.
最初にわたしが書いた、普通に使える最低限度の性能として
①CPU;Core i シリーズ が好ましい
②メモリ:最低 4GB で8GB あると写真や動画の編集もライトに可能
③SSD搭載が良い:やはりHDDは圧倒的に遅く、故障のリスクが高いです。
④Microsoft のOfficeは欲しい。:多くの人がWardとExcelをお求めになります。
であれば、2〜3世代前のモデルでも通常使用する際に差を感じる事は無いです。
後は、保証状態だけです。
保証はお店によっては延長保証があったりするので、延長保証を利用すれば問題ないと言えます。状態未使用品が理想ですが、割高になるので、「A」か「B」ランクあたりであれば小傷程度なので神経質な人で無ければ大丈夫だと思います。

中古パソコンがおすすめな人はこんな人

①パソコンは道具なのでコストを抑えたい人
②ネットができてExcel Ward(互換も)が使えれば良い人
③年賀状やプリントアウト等にしかパソコンを使わないような人
個人的には多くの人が中古でもほぼ問題無いと思います。
ただ、中古は出会いが大事なのでその時に良い在庫があるかどうかが全てとなります。
検討しているモデルが状態が良くてお手頃だったら是非とも購入を検討すべきです。
わたしも、以前使用していたMacBook Air は中古の未使用品がちょうどあって、新品との価格差が3万円くらいあったので、新品と同じ状態で価格が安いならこれが良いと選んで購入しました。
なかなか、未使用品は現行モデルじゃないと出てこないですが、「A」ランクなら見た目新品と変わらない状態のモデルもありますので、できればお店で見てからの購入の方が安心です。
まだまだ、中古の認知度は少ないので、非常にお安く購入可能できる可能性のある中古パソコンを是非とも検討してみてはいかがでしょうか?