Surface 2019 発表 Laptop3 Pro7 そして Neo duoを販売員目線でチェックします!

こんにちは、パソコン販売員のタカタカです。10月発表と噂のあった新Surfaceが発表されました!
今年のMicrosoftは非常にアグレッシブなラインナップで攻めてきております。既定路線のSurface Laptop3とSurface Pro7 に加えて、ARMチップ搭載のSurface Pro Xと、2画面のNeo そしてAndroid 搭載 2画面スマホのSurface Duo とガジェット好きには堪らない発表でした。
何が変わって何が新しいのか? そして誰におすすめなのか?見てゆきたいと思います。

Surface Laptop 3

発売日:2019年10月23日(水)

参考 Surface Laptop3Microsoft

チェックポイント
  1. 13.5インチに加えて 15インチモデルが加わった
  2. キーボードが取り外し可能に
  3. キーボード下のSSDが取り外し可能に
  4. USB-Cを搭載
  5. intel 第10世代 Coreシリーズを搭載
  6. ボディはアルミ素材にアルカンターラはカラバリに

13.5インチに加えて 15インチモデルが加わった

Surface Laptop 2 までは13.5インチモデルのみでしたが、Surface Book と同様に15インチの大画面モデルがラインナップに新たに加わってます。
対MacBook Pro なモデルですので、順当な流れかと思います。コンテンツ作成な人には要チェックです。
ただ、15インチはCPUがintelではなくAMDなのが微妙なところで。MacBook Airと比較して約3倍の速さとの事ですが、省電力CPUを搭載したデュアルコアモデルとの比較しても意味が無いので、MacBook Proのクアッドコアと比べて欲しいところです。
ちなみに、重さは1,542g となっておりライバルのMacBook Pro 15インチの1,830g より軽量に仕上がっております。

②キーボードが取り外し可能に

ここがポイントなのですが、現状未知数な部分です。英語キーボードモデルとか、英語キーボードがオプションで出るのか? でないとあまりに無意味なギミックとなってしまいます。

③キーボード下のSSDが取り外し可能に

こちらも、未知数な部分です。Corei5モデルはSSD 128/256GBでCorei7モデルが 256/512/1GB のラインナップですが、オプションで1GB SSDを購入して Corei5モデルに搭載したりできるというところでしょうか?ちょっと微妙な感じです。
SSDスロットが2つあって、追加が可能であれば素敵なのですがそうではないようです。
まぁ、Surfaceはその構造上、修理の際は本体交換で保証期間外だと非常に高価だったので、修理コストが安価になるって事なのでしょうか?どちらにせよ微妙です。何か意味が隠されてるのかもしれませんが現状の情報だとなんとも言えない変更点です。

④USB-C を搭載

時代の流れです。2019年モデルでUSB-Aのみだったらヤバイです。USB-Cのみでも良かったかと思いますが、USB-Aもついてます。

intel 第10世代 Coreシリーズを搭載

Laptop 2 の第8世代から第10世代 Coreiシリーズ搭載となります。正直第8世代でクアッドコアになったような大きな性能差は無いです。
ベンチマークで10%程度あがるくらいなので、エンコード等行わなければ体感できないレベルです。

ボディはアルミ素材にアルカンターラはカラバリに

高級車のシートにも使われている高級素材って事でしたが、お客様の反応は正直微妙でしたので、Microsoftもその声に答えたのかと思います。 スェード?とか汚れる?とか心配される人が多かったです。HPも革素材をボディに使ったモデルがありましたが、パソコンはメタル素材が相性が良いかと思います。チタンとかどうでしょう?

Surface Laptop 3 ラインナップ

Surface Laptop 3のラインナップは以下になります。これにカラバリが加わる感じです。

Surface Laptop 3 まとめ

キーボードの取り外しとSSDの換装の内容によっては魅力度が増す感じになると思いますが、13.5インチモデルであれば、価格が安くなったLaptop 2の方がおすすめだと考えます。
大画面の15インチが必要であればSurface Bookより安価なLaptop 3の15インチはおすすめとなります。
あとは、実物が早く見たいところです。恐らく量販店では先行展示を行うと思われますので、23日の発売日前にチェックするのが良いと思います。

旧モデルのSurface Laptop2なら数万円安いです!在庫限りなのでお早めに!

旧モデルのlaptop2とPro6については記事にしておりますので、よろしければご覧くださいませ。

Surface Pro 7

発売日:2019年10月23日(水)

参考 Surface Pro 7Microsoft

チェックポイント
  1. 第10世代Coreiシリーズ搭載
  2. USB-C搭載

Surface Pro 7 ラインナップ

Surface Pro 7 まとめ

今回の発表の中では、変更点が少なくマイナーチェンジな感じです。CPUが第10世代になったのと、USB-Cが搭載されたくらいです。
どうしてもUSB-Cポートが欲しいのでなければ、旧モデルのSurface Pro6がお安くなってますので、こちらの購入が望ましいです。

旧モデルのSurface Pro6なら数万円安いです。在庫限りなのでお早めに!

Surface Pro X

発売日:米国2019年11月 日本は未定

チェックポイント
  1. ARM系チップMicrosoft S1搭載WindowsOS搭載モデル
  2. LTE搭載
  3. キーボードにタッチペンを収納可能
  4. 狭額ベゼル採用で13インチなのにSurface Pro 7よりコンパクト 

①:ARM系チップMicrosoft S1搭載WindowsOS搭載モデル

ARMベースのMicrosoft SQ1チップを搭載したWindowsマシンです。今までもSnapdragonを搭載したWindowsマシンはありましたが、パフォーマンスはいまひとつで微妙な感じでした。実際に実機を触ったレビューを見るとレスポンスはそこそことの話なので非常に興味深いです。
しかしながら、普通の人にはARM系だから何よって感じだと思います。発熱が少ないのでファンレス化、ボディの薄型化、そして軽量化とバッテリー持続時間が良くないとあまり意味が無いです。
確かに、Surface Pro 7よりコンパクトで薄く、バッテリー持ちも良くなってますが、もうちょっと差別化できるくらいの差が欲しいかと思います。

②:LTE搭載

ARM系なので通信機能も折り紙付き、よりモバイル向けな仕様となってます。

③:キーボードにタッチペンを収納可能

ペンは収まりどころが悪いと紛失リスクがあがるので、収納場所があるのは非常に良いかと思います。
ただ、ペン収納スペースのせいか、キーボードがなんか縦長になっているような気がするのですが気のせいでしょうか?

④:狭額ベゼル採用で13インチなのにSurface Pro 7よりコンパクト

Surface Pro 7 より画面サイズが大きいですが、本体サイズはSurface Pro 7よりコンパクトになってます。まぁ正直、Surface Proシリーズのベゼルが太いのがちょっと時代遅れですし、Surface Goなんて更に太いので酷いです。是非とも時期Surface Goは狭額ベゼルにして欲しいです。

ちなにに、Surface Pro XとSurface Pro 7 を全体的に比較するとこんな感じです。

Surface Pro X まとめ

まだ日本では発売日も未定で海外では1000ドルと言う事ですが、日本だとOfficeが搭載されて100ドル程あがるかと思います。
HPを見てもいろいろ未知数な部分がありますが、モバイル系としてARMを搭載し、より薄く、軽量化してバッテリー持続時間も長いモデルに進化して行って欲しいかと思います。
じゃっかん人柱要素の高いモデルかと思いますが、是非とも戦略的な価格で販売して頂いて後継モデルをガンガン出して欲しいです。

Surface Neo

発売日:米国 2020年内 日本は未定

チェックポイント
  1. 折りたたみ式2画面 9インチデュアルスクリーンモデル
  2. マグネット接続の物理キーボードも有り
  3. 薄さ5.6mm、軽量655g

①:最大の売りは2画面デュアルスクリーン

類似品でレノボ等も出してますが、個人的には有効に使うシーンが出てこないです。考えるとすると、自宅ではスタンドに置いて大型モニター的な使い方をする方法がありますが、9×2の18インチと微妙なので、だったら外部モニタ接続の方が捗るのでは無いかと考えてしまいます。

こんな感じに使うの?微妙・・・

②:マグネット接続の物理キーボードも有り

ディスプレイの片方をキーボードにもできますが、やはりタッチしづらいって事で、専用の物理キーボードも用意してます。
ノートPCデザインで使用する場合は下側のディスプレイに貼付けて使ったり、外付けキーボード的に使うようですが、2画面の意味が無くなる感じです。

こんな感じで使うなら、2画面の意味が無いですな。

③薄さ5.6mm、軽量655g

パソコンとして見ると微妙ですが、モバイル端末で考えると違ってきます。その薄さと軽さは素晴らしいです。

iPad Proの薄さと重さで比較すると、どんだけ薄くて軽いかわかると思います。
パソコンとしてより、タブレットとして利用がメインであれば非常におすすめなデバイスになると思います。

Surface Neo まとめ

非常に使い所が微妙な感じですが、モバイルメインでプレゼンに使うとか、データやコンテンツを見せる事を行うのであれば活用度は高まるかと思います。

パソコンの代わりに使うとなると微妙なので、今までSurface Proを持ち運んでプレゼンや見せる事をメインに行っていたビジネスユーザー等は買換をするとより効果的だと考えます。

Surface Duo

発売日:米国2020年末まで 日本は未定

チェックポイント
  1. Android OS搭載 Microsoft製 スマートフォン
  2. 折り畳み式 デュアルモニタ

①:Android OS搭載 Microsoft製 スマートフォン

まさかのAndroid OS 搭載スマホがMicrosoftから発表です。MicrosoftのスマホはWindows Phoneの撤退から5年ぶりくらいでしょうか?
独自OSは流石にあきらめて、スタンダードなAndroidを搭載しております。
発売は2020年なので詳細はまだまだですが、気になるところです。

折り畳み式 デュアルモニタ

SamsungやHUAWEIの折り畳み式とは異なり、広げても同一画面にならず、2画面折り畳みタイプです。
正直、広げた際に大画面にならないとなると、動画やゲームを大画面で楽しむと言うメリットが無くなるので、使い所が微妙になります。
個人的には、左右の画面で別アカウントのアプリが動作可能になるようであれば非常に売れるかと思いますが、同じアプリの複数起動とかOSが対応しないと駄目だと思いますので、難しいかなと思います。
2つ折りなだけでは、ただ大きくなっただけになってしまうので、わかりやすいメリットを提案して欲しいところです。

発売は2020年年末までとの事なので、もちっと情報が出てこないとおすすめって感じでは無いですが、新しいガジェットの投入は非常に喜ばしいです。SamsungやHUAWEI、Appleにもっと刺激を与えて欲しいです。